子供にリードをつけよう!
我が家には息子が2人いるのだがどちらも問題児。2歳、3歳の間は特に激しかった
落ち着かない息子たち
手を繋ぐと泣き叫ぶ。背負うと暴れる。結局外に出るときは広大な公園まで連れて行き子供の後をついて走り回らなければならなかった。
基本的に一か所にとどまることはないのでマラソンのような感じになる。また危険箇所があれば先回りしてブロックしなければならない。これはなかなか長時間に及ぶスポーツのようなものだった。
あるときは大型ショッピングセンターに私と妻と息子2人で出掛けたのだが妻が少し1人で買い物をしたいと言って10分程度離れてしまった。私は「行くな!帰ってこい!無理だ!」と叫んだが妻は耳をふさぎながら笑いながら去って行ってしまった。
残された私は2歳と3歳の激しい息子を見るハメになったのだが案の定2人ともバラバラで逃げ回る。
もう文字通り手が足りないので次男の足を払い転ばせて腕を脚で踏みつけつつ長男の腕を捻って地面に抑えつけなければならなかった。歌舞伎の決めポーズみたいな格好になってるではないか!
それでもまだ2人ともスキをついて逃げようとする。とにかく手を一瞬でも離すと逃げてしまう。まさにワニワニパニックの終盤みたいな状態である!
程なくして妻が帰ってきたので何とか1人づつ見ることができるようになった。遅いぞ!
「ダメだ、もうリードしかない!」
この日以来私は息子にリードをつけることとした。子供のリュックサックに取り外し可能な紐を取り付けリードとした。
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これを付けてからは手を繋がなくてもこっそりリードを持つことができるので、息子が突如逃げてもリードで抑えることができるようになった。またリードを持たれることを嫌がって泣き叫ぶときはリードを離していたが突如走り始めても追いかけて捕まえる時の持ち手になるので確保しやすくなった。
リードを付けてからは危険ながらも広い歩道なら何とか歩く事ができるようになった。今までは手が離れた瞬間無秩序に走り出すので歩道など歩こうものなら命の危険があったがリードのお陰で歩けるようになったのだ。
地獄の逃亡癖も4歳まで
リードを付けたまま4歳になる頃には、子供も事の分別が多少は付くようになり無秩序に走り出すようなことはなくなりリードも役目を終えた。自分の中ではこの時エンジェルに連れられて天に召されるような気分だった。
リードを付けていた時は、周りからは異様な目で見られることもあったが実際はリードがない方が周りに迷惑がかかるので運悪く激しい子供を授かってしまった場合は周囲の目を恐れずリードを付けて子供の安全そして周囲の人への迷惑を減らすようにすることをオススメする。